2016.10.31更新
ハロウィンの日のCT画像の考察
皆様ハッピーハロウィーーーーン!!
大阪市、中央区の長堀橋にある総合歯科HMクリニック大阪中央の院長松岡です。
昨日は博多から友人が遊びに来てくれ、大阪マラソンが開催されているなか医院の近くを通ってアメ村から中之島あたりまで案内しておりました。
途中の三角公園では気合いの入ったコスプレの方々がたくさんおられ、たこ焼きを食べながら完成度の高さに感心しておりました。
ハロウィン本番の本日は曇りの寒空ですので風邪などひかれませんようお気をつけくださいねー
さて、先日来院された患者様は右下の奥歯に虫歯がありました。
そのさらに奥に横向きに埋まっている親知らずが原因で、歯磨きが十分にできず虫歯になってしまったのでしょう。
こんな時はまず原因である親知らずを抜いていかないといけません。
ところが、この親知らずの根っこの先にくっつくように神経が通っています。アゴの骨の中で斜めに走っている長い2本の白線がそれです。
抜歯の際にこの神経を傷つけてしまうとほっぺの感覚が痺れてしまう後遺症が出ることがありますので、このような症例は普通の歯科医院では抜くことができません。
当院には歯科用CTという装置があります。これは全国の歯医者さんのうち5%にしかない代物です。
もう一度、CTを使って神経と歯の位置関係を検討してみました。
上の図は顔を縦割りにした図ですが、これを見ると神経(丸い断面が写っているもの)は歯の根っこの左側に離れてあります。
一枚目の二次元(平面)のレントゲン写真では重なって見えた歯根と神経も、三次元的(立体)な関係がわかるCTによると2,3mm離れていることが分かったのです。
もうこうなると大学病院に行って頂かなくとも当院の外来で抜歯することができます
このように歯科用CTは親知らずの診断や歯の根っこが膿んでいる時に健康保険で撮影することができ、非常に有用です。
当然、インプラント治療前の骨の状態を知るためにも欠かせないものとなっております。
昨日、三角公園で見た海外のモンスターのコスプレも三次元的で精巧なハリボテでしたが、医療も遊びも三次元が基本な現代です。笑
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