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2016.10.20更新

サイナスリフトとリッジエキスパンションによるインプラント手術

こんにちは、総合歯科HMクリニック大阪中央院長の松岡弘樹です。

当院はオフィス街である長堀橋に位置し、お昼間や夕方はサラリーマン・OLの患者様が多いです。
他の時間帯は付近のタワーマンション等にお住いの方や、こけて歯を打った小さなお子様から歯列矯正希望の小中学生まで
幅広い年代の方に来ていただいております。

 

そんな中、先日来院された女性の患者様は長年合わない入れ歯に悩まれており、当院にてインプラントの手術をうけられることを決意されました。
ところがその患者様にはある問題が、、、
インプラントは歯槽骨というアゴの骨の一部に入れて、骨の細胞としっかり結合してくれて初めて効果を発揮します。

が、アゴの骨が痩せてしまっていて、幅はかなり狭く長さも短かったのですen

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(この画像では骨の細さまではわかりませんが、当院には歯科用CTがございますので立体的な骨の解析が可能です)

 

インプラントのサイズは様々あり、このように通常の埋入手術が困難な場合は

より細く、より短いインプラントを使います。
しかしこの方は最小のインプラントでも入らないくらい骨が痩せてしまっておりました。
仮に最小のインプラントが入ったとしても奥歯にかかる力にはとても耐えられません。

 

こんな時はインプラントを諦めて頂き、入れ歯を我慢して使って頂くしかないのでしょうか?
答えはノーです!!!!abon

 

当院ではリッジエキスパンダーという専用器具で狭いアゴの骨の幅を広げ、
サイナスリフトキットを用いて上顎洞という鼻の横にある空洞の底を持ち上げそこに骨を造ることで
骨の長さを長くすることが可能です。

 

その結果、奥歯でも使える十分な太さと長さのインプラントを入れることができました。
あとは数ヶ月、骨とインプラントがくっつくのを待ってから人工歯を付ければ完了です。

 

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この手術ではほとんど骨を削ることなく、患者様ご自身のアゴの骨を増やしただけですので
術後の痛みはほぼ無かったと、患者様非常に喜んでおられました。

 

総合歯科HMクリニック大阪中央の院長はアメリカの名門大学UCLA歯学部に留学し
インプラントの世界的な権威の教授の元でみっちり修行してまいりましたので、
自分はインプラントできるのかなぁと迷われている方も一度ご相談して頂ければ幸いですni